「小童どもめが。シュクロズアの一番弟子たるワシを侮るなよ」
「目など見えずともヨズアの神々が教えてくださるよ。お前に死相が出てるとな」
「ははは、老い先短いじじいのことなど気にしてくれるな。若いもんの邪魔をするほど耄碌しとらんわい」
「ぬくぬくと暮らしておる他国の人間には解らんだろう。戦わねば国も、文化も、国民も。何もかも取り戻す事が出来ないヨズア人の気持ちなど。」
【字】ゼペタル
【真名】アシェド
【年齢/性別】75/男性
【所属】シュクロズアリ/構成員
【性格】好々爺然としたおじいちゃん。目が見えない事で近所の悪ガキ達に侮られており、よくヒゲをぶち抜かれたりなどしている。悪ガキ達の間では説教をしようと追いかけてくる元気なじじいだと思われており、まさか魔術師だとは思われていないあたり、なんだかんだ子供には優しい。普段は喋り方も老爺らしく演じているが、若い頃はやんちゃで血の気が多く、個人主義のヨズア人の中ですら浮くほどに独りよがりで、好戦的な性格をしていた。追い詰められたり本気になると若い頃の自分が出てきてしまう。
【夢・目的】シュクロズアの遺志を継ぐ事、冥土の土産になるような命をかけた勝負ができるシュクロズアのような魔術師と出会う事、シュクロズアの真名を見つけること
【生い立ち】ヨズアのスラムで育った血気盛んだった頃の若きゼペタルは、ヨズアの古代信仰を軽んじて他国から盗んだ魔術ばかり使っていた。シュクロズアと出会ってからも自分の城が欲しいとそればかり言って勝手に攻城しに行っては止められていた。そしてある日本当にウェンディアに攻め込み、太陽の魔術で反撃され、視力を失ってしまう。今までのように魔術が使えなくなり己の真名を呪うほどに絶望したゼペタルに、シュクロズアは改めて暗触文字としての古代ヨズア語を教えた。盲目でも指先で点字のように読むことが出来る古代ヨズア語を彼のような早さで読めるようになった頃、シュクロズアは忽然と姿を消し、ゼペタルはシュクロズアの遺志を継ぐ事を心に決める。
【容姿】モジャモジャふわふわの白い髪とひげ。シュクロズアリの入れ墨が入っており、黒いローブを着ている。
【地雷】シュクロズアを馬鹿にすること、昔の自分のような奴に侮られる事
【特技】天候を操る魔術
【備考】盲目。杖にびっしりと古代ヨズア語の呪文が彫られており、横にして端から端まで撫でたりする事で魔術を発動する。逆から読むと別の意味になっており、右からと左からで魔術も異なったり、反対側は別の呪文になっているのでくるくる回して使ったりする。他にも、地面にトントンと打ち付けた衝撃のまま途中までなぞれば簡単な魔術になったり、どこをどう辿れば何の魔術が発動するかは完全に本人しか把握できない。字のゼペタルは黄昏、真名のアシェドは遠くまで見通すものという意味。
「……我、望む。雨を、嵐を、戦禍を。」
【名前】ゼペタル
【享年/性別】75/男性
【性格】好戦的で沸点が低く、
【死因】大陸を混乱の渦に陥れた通称”命の水”事件を起こし、王帝国の領土を攻めた結果、尊華帝国中将・咲夜の返り討ちに逢いトドメを刺され、両腕を切断された後に死亡。
【信仰】 古代ヨズア神の中でも天候を司る神。
【容姿】一見して、黒い髪と黒い瞳を持つ一般的なヨズア人風の見た目。両腕の肘の先がまるで刺青で埋め尽くされたように真っ黒になっているのが普通と違う点だろうか。攻撃を受けて生傷が出来るとそこが眼になり、傷だらけになれば全身が眼だらけの異形と化すだろう。もしもそれが切り傷ではなく全身火傷や全身凍傷などの場合、体の全てが眼になるかもしれない。
【異能】”全てを見通す眼”。物理的な千里眼の他、未来を見る事が出来る。具体的には負傷によって眼がひとつ増えるごとに、相手のロールを100文字ずつ余地することが出来る。2つ増えれば200文字、3つ増えれば300文字である。不死であるイモータルのセオリー通り、戦闘が終わり傷が回復すれば眼もなくなる。
VS帝国戦
”…ダー・ニト・ロロイ・シュクロズア。
偉大なるヨズアの王よ、いにしえの神へと続く天窓となり給え。
いにしえのヨズアの神よ、嵐を呼ぶ暗雲を、われ望む。”
”…ダー・ニト・ロロイ・シュクロズア。
偉大なるヨズアの王よ、いにしえの神へと続く天窓となり給え。
いにしえのヨズアの神よ、全てを洗い流す豪雨を……われ望む。”
治療
”…ダー・ニト・ロロイ・シュクロズア。
…偉大なるヨズアの王よ、古の神への天窓となり給え。癒しの光、その加護を…われ望む。
…ダー・ニト・ロロイ・シュクロズア。
…シュクロズアよ、我と神とを繋げっ…。
癒しの光を、加護を、神助を…我望む。ゼペタルの名において、冀求する。
……ダー・ニト・ロロイ、シュクロズア。
VS帝国戦
『ダー・ニト・ロロイ・シュクロズア。
古き神の怒り、その雷槌を顕現せしめよ。
我は望み、そして報いる也。脈々と受け継がれしこの血と汝の覇を。』
ダー・ニト・ロロイ・シュクロズア。
天空の階段から現れし偉大なるヨズアの王よ、汝心して聞き届け給え。
古の神へと続く天窓となり、雷槌を顕現せしめよ。稲妻の先へと、我を導き給え。
…ダー……ニト……ロロイ……シュクロズア。
……暗闇を照らす、閃光を……………全てを見透す……光を。
……われ、望む……。
VSビナ戦
「……古き神の怒り、その雷槌を顕現せしめよっ…!
我望む、我望む、我望む。
……地獄の門へ通ず惨禍を、我望む……
ダー・ニト・ロロイ……ウルヴモズア。」
・シュクロズア-師匠
・雷鏡様-旅のヨズア人→傭兵
・沙羅-初恋の人
・シャロム様-友人
・アッシュ様-旅先の菓子屋→敵
・カヤ様-育ての息子であり、真名を授けた少年→最後を看取ってくれた方
・ビナ様-旅先の少女→一度目のコードを解いた方
・S様-因縁の敵将
・ザフメトゥ様-旅団仲間
・獅子唐様、竜灯様、静香様、白梅様、レフィーネ、フィヨルド様、梟様、カヤ様-テロ行為の被害者様一同
・獅子唐様、梟様、竜灯様、糸依様-敵国の兵士たち
・ローザン様、エフタ様-ビナ様の両親であり、かつての旅団仲間
・リューグナー様-取引相手
・雅螺様-片腕を頂いた方
・ジュリイ様-真名を授けたイモータルの少女
・レーテー様-二度目のコードを解いた方